今季3度目の東北ダービー。両者ともに出方を探るような立ち上がりも、時間を追うごとに山形がボールを握り、前半は主導権をつかむ。山形は前半23分に左クロスをMF川西が頭で合わせるも、仙台GK六反が素早い反応ではじき返す。仙台も同42分に富田がボールを狩ってカウンターなど、得点を狙ったが割れず。

 後半14分に試合は動いた。山形MF小椋のパスを受けたMFロメロ・フランクが、ペナルティーエリア内から振り抜き先制。だが同22分には、仙台MF奥埜のロングボールから、FWハモン・ロペスが相手GKをかわしネットを揺らす。しかし試合は引き分けに終わり、ホームの山形は3戦連続、仙台は2戦連続のドロー。今季みちのくダービーはともに1勝1分け1敗となった。