横浜FCが愛媛に逆転勝ちした。右足首打撲から復帰したFWカズは、8月15日の栃木戦以来、5試合ぶりにベンチ入りしたが、出番はなかった。

 後半18分、セットプレーから失点。1分後にDF永田がポストにはね返ったボールを左足で押し込み同点に追いつくと、同24分には永田のパスにぬけだしたMF小池が右足ループシュートでネットを揺らし逆転した。劣勢をはね返し、カズは「こういう勝ち方をするとチームは乗っていける」と手応え。決勝点を決めた小池は「シュートは弱かったけど落ち着いて決められた」と笑顔を見せた。

 8連敗で一時はJ3降格の足音も近づいていたが、中田新監督の下、チームは3試合で2勝1分けと勝ち点を上積みし14位に浮上した。カズは「上も下も勝ち点差は詰まっている。残り1戦1戦、戦っていきたい」と話した。