神戸が公式戦7試合ぶりに勝利した。J2千葉戦は1-0で勝ちきった。

 前半44分、FW渡辺千真(29)の技ありトラップから右足シュートで先制。渡辺は「ナビスコ杯のショックが大きかったが、ピッチに立てばしっかり戦えた」。この日は、初タイトルが懸かっていたナビスコ杯準決勝第2戦鹿島戦から中2日で臨んでいた。鹿島に2戦合計2-6と惨敗した心の傷はなかなか癒えず。「それでも何とか結果を出して連敗を止められた」と29歳FWは胸をなで下ろした。

 後半には、相手に決定機を作られるも必死のディフェンスで無失点に抑えた。公式戦7試合ぶりの完封で、1点を守りきったのは5月23日のJ1リーグ山形戦以来。MF森岡亮太(24)は「ここ数試合失点もしていた。ゼロ(点に抑えた)というのはチームとして大きい」。ネルシーニョ監督(65)も「最重要なのは勝つことだった。天皇杯を勝ち進むということができていい勝利だった」と選手を褒めたたえた。

 神戸は6年ぶりに3回戦を突破。4回戦の相手は22日に抽選によって決定する。