史上初の3年連続得点王を狙う川崎FのFW大久保嘉人(33)が、5年ぶりに退場となった。後半ロスタイムにドリブルで仕掛けてきた横浜FWアデミウソンと小競り合いになり、2枚目のイエローカードを受けて退場となった。11月7日の次節浦和戦は出場停止となり、あと2点に迫ったJ1最多得点記録の更新のチャンスは、11月22日の最終節仙台戦だけとなった。
榎本主審から説明を受けた主将のMF中村によると「アデミウソンがファウルした後(大久保が)手を出した」と説明されたという。だが、当事者のアデミウソンは「手は出されていない」と証言。中村は「記録もかかる中、次は出られない。1人の笛で選手の人生が変わる。(審判の)基準も違いすぎる、選手とともにレフェリーも向上してもらわないと困る」と訴えた。川崎Fの幹部は試合後、Jリーグに意見書を提出する意向を明かした。
大久保は「ありえないでしょ。あれでイエローが出たら何もできない」と厳しい表情で会場を後にした。無得点で今季得点は22点のまま。J1最多得点の更新と3年連続得点王に向け、J通算90度目の警告は手痛いものとなった。【岩田千代巳】
▼大久保の退場 神戸時代の10年10月17日の横浜戦以来5年ぶり通算11度目で、川崎Fに移籍後は初。J1で通算11度の退場はDF古賀(福岡)に並び歴代ワースト2位タイ。最多はMFストイコビッチ(名古屋)で13度。また警告数もJ1通算90度目で、こちらはDF山田(浦和)の90度と並び歴代ワーストタイ。



