広島が第2ステージ(S)制覇を、ほぼ手中に収めた。敵地でG大阪に完勝。後半10分にFWドウグラスがFKを沈め、終了間際にはMF清水が右足で豪快に決めた。守備陣も日本代表FW宇佐美ら、G大阪の攻撃陣を完封に抑え込んだ。

 1試合を残して2位鹿島と勝ち点3差ながら、得失点で12差リードしており、最終節湘南戦(22日)で記録的大敗をしない限りは優勝が決まる状況になった。

 森保一監督は「できれば今日、レギュラーシーズンの区切りをつけたかった。まだ何も手にしたわけではない。さらなる成長と野心を持って、次の試合に臨む」と話した。

 MF青山主将は「大事な試合だったし、1歩も引かないつもりでした。紙一重の試合を取れたのは、成長している証拠」と語った。

 J1通算得点記録に王手をかけているエースFW佐藤は、7戦連続で不発に終わった。