16日に今季限りでの引退を発表した澤穂希(37)の夫、J1仙台の辻上裕章運営・広報部長(39)が18日、仙台市内の同クラブ事務所で報道陣の取材に応じた。

 テレビカメラ7台、報道陣約30人が集まった会議室で、辻上氏は「妻の会見はテレビで見ていましたが、途中で終わり、全部を見ることができなかった」と切り出した。先に会見を終えた妻からは「頑張って(会見を)やり遂げたから。頑張ってね」と激励されたという。

 引退については、7日に電話で報告を受けていたといい「その時が来たんだなと。全てを受け入れるという心境でした」と振り返り、「残る皇后杯では彼女の全てを出し切るプレーをして欲しい」と話した。

 今後については「日本サッカー界やスポーツ界の象徴となり国際的な活躍をしてほしい」とし、「具体的には未定ですが、今後は一緒に暮らすことになる彼女の作る料理が日常的に食べられることになればうれしいこと」などと語った。