J2札幌の四方田修平監督(42)が7日、ホーム開幕愛媛戦への課題を挙げた。6日の岐阜戦は4-0と大勝も「結果は評価しているが、後半は攻撃面で1発を狙いすぎて、厚みがなかった。マイボールの時間を増やして、後半もゲームをコントロールしていけるように」と話した。無得点だった後半45分の戦い方も詰め、07年以来9年ぶり本拠開幕勝利につなげる。

 シュート数は前半10に対し、後半1本。後半は、まだ状態が万全でないFWヘイスを初起用するなど連係面で未熟な部分もあったが、チーム全体の底上げを図るには、どんなメンバーでも、同じ力を出せることが指揮官の理想だ。ヘイスに関しても「試せたのは良かったが、まだ連続したプレーをするには時間がかかるかな」と言う。9日からの練習では、途中で選手を代えても二重、三重と畳み掛けられる力を蓄えていく。

 「今回は4点取れたが、1点取った後のピンチで1-1に追いつかれていたら、ゲームの結果は変わっていたかもしれない」。2戦8失点の岐阜に比べ、愛媛は2戦連続無失点と守備が安定している。油断大敵。初勝利に自信も、過信はしない。【永野高輔】