勝ち点6同士の対決はホームの鹿島に軍配が上がった。

 ホームでは10勝4分け1敗と圧倒する東京を返り討ちにした。前半はリーグ戦初先発となったFW鈴木を中心に攻める。12分、右CKにタイミング良く飛び込み頭で合わせたが、GK秋元の横っ跳びに阻まれた。33分にも鈴木がゴール前で決定機を迎えたものの、決め切れなかった。対する東京は37分、右クロスにFW前田が頭で合わせるが、GK曽ケ端の正面に飛んだ。

 0-0で迎えた後半5分に試合が動く。右からの折り返しを受けた鹿島DF山本が右足でシュート。当たり損ねたが、ここに飛び込んだ日本代表FW金崎が左膝でコースを変えてゴールに流し込んだ。5日の鳥栖戦に続くホーム2戦連発でリードを奪った。

 追いかける東京は29分にFW平山を投入。昨年9月12日以来、約半年ぶり出場の背番号9を起点にチャンスをつかみ始めたが、GK曽ケ端の好守に遭いゴールは割れなかった。

 守備でリズムを作った鹿島が反対に追加点を奪う。43分、MF柴崎の右クロスに走り込んだFW金崎が、2点目となる右足ダイレクトボレー。セーフティーリードを奪った。このまま終わり、鹿島は試合終了時点で暫定2位に浮上。東京は今季2敗目を喫した。