横浜DF中沢佑二(38)は同点から意思統一出来なかったことを悔やんだ。

 0-2の後半ロスタイムの表示は9分。一気に敵陣へ押し込み、同51分にMF中町公祐(31)がこぼれ球を押し込んで1点を返すと、2分後にはボールを奪ったMF斎藤学(26)がドリブルで仕掛け、ゴール前中央のFW伊藤翔(28)へパス。伊藤はダイレクトで決めきり同点に持ち込んだ。

 2-2のままいくのか、もう1点を取りに行くのか-。中沢は「どういう声を(選手に)かければよかったかな」と悔やんだ。「どうしても前(の選手)はもう1点取りたい。後ろは2-2でも良し。そこを統一できなかった」。結果ラストワンプレーで決勝点を決められ勝ち点1すら拾えなかった。

 試合終了のホイッスルが鳴ると両手を腰に当て、現実を受け入れるしかなかった。「圧倒的に攻められた。ミスを逃さずに突いていけるのがフロンターレの強さ」と肩を落とした。