G大阪FW長沢駿(28)が節分の日の3日、大阪・吹田市内でACLプレーオフJDT(マレーシア)戦(7日、吹田S)に向けて練習を行った。ACL本戦出場がかかった今季初の公式戦を前に、練習前には1月31日に行った練習試合J2讃岐戦を20分ほどかけて反省。長沢は「特に攻撃の部分。前線の連係をもう1度、確かめ合えた」とうなずいた。

 大一番の相手は、マレーシアリーグの王者。これまでマレーシア勢とすら対戦経験はなく、情報が少ない。JDTはACLプレーオフ2回戦で格上とされていたタイのバンコク・ユナイテッドを倒して勝ち上がってきており、油断は禁物だ。勢いに乗る相手に28歳の点取り屋は「イメージはできない。でも先制点が絶対に大事になる。ゴールを狙っていきたい」と意気込んだ。

 練習後、ロッカー室では節分だったためFW呉屋(ごや)が中心となり、豆まきが行われたという。長沢は「バッチリ福を呼び込みました」とニヤリ。昨季はJ1で21試合9得点とチームの中心として成長し、日本代表候補とまで言われた。192センチの長身FWが、大事な一戦でも力を出し切る。