浦和レッズFW武藤雄樹(28)が豪快なミドルシュートを突き刺した。

 2-0で迎えた前半29分、中央付近でパスを受けた武藤はドリブルでゴール前に進入。約25メートルの位置から右足を振り抜き、ゴール右上隅に鮮やかに決めた。「ミートを心がけて振り抜いた。イメージ通りに蹴れた。自信になりました」と笑顔で振り返った。

 武藤は14年までベガルタ仙台でプレーしていた。古巣を相手に、これで移籍から3年連続でゴールを奪っている。「やっぱり自分は意識する」という特別な舞台で、またも結果を残した。

 飛び込んで一発で仕留めるプレーが売りの武藤だが、この日は自ら持ち込んで豪快に決めた。「得点のバリエーションを増やしたい」と取り組んでいる新しい得点パターン。普段から居残りで練習していた成果が出た。「前に誰もいなかったし、スピードにのってドリブルできていたので。日頃の取り組みが生きてよかった」と白い歯を見せた。