今季公式戦初勝利をまたも逃した。ホームのアルビレックス新潟が0-1でサンフレッチェ広島に敗れた。これでリーグ戦と合わせて8試合未勝利。前半30分に奪われた1点が最後まで重くのしかかった。次戦は16日のリーグ戦第7節、ヴァンフォーレ甲府とアウェーの中銀スタジアムで対戦する。

 相手の1点が重かった。新潟は前半30分、広島MF森島司(19)にペナルティーエリア左に進入され、クロスから中央に走り込んだMF茶島雄介(25)に決められた。

 リーグ戦の鳥栖戦(8日)からスタメンを8人入れ替えた。その中のルーキーDF長谷川巧(18)は新潟U-18に所属していた昨年、2種登録でナビスコ杯柏戦に出場したが、プロ入り後はこれが初出場。今季J3栃木から2年半ぶりに復帰したMF本間勲(35)は13年12月、名古屋戦以来のデンカビッグスワンスタジアムでのプレーになった。本間が「久しぶりにビッグスワンで試合に出られるのはうれしい。でも、それより、絶対に勝たなければならない」と力説するように、白星が何よりの力になる。だが、リーグ戦と合わせて8試合すべてで先制を許す展開が、チームを苦しめ続けている。【斎藤慎一郎】