横浜FCの元日本代表FWカズ(三浦知良、50)が4試合連続で先発出場し、自身の持つJリーグ最年長出場記録を50歳48日に更新した。

 前半8分、ペナルティーエリア内で縦パスを受けると、左サイドにパス。同19分には左クロスにゴール前で飛び込む場面もあったが、頭には合わなかった。同20分には相手DFと競り合って着地した際に、左膝を負傷。その後もプレーは続けたが、シュートは0本。前半のみで交代した。カズは「足を踏まれて、膝が内側に入っちゃった感じ。ちょっと痛いけれど、たいしたことはないと思う。ドクターには診てもらったけれど、明日の具合をみたい」と軽傷を信じた。

 チームは後半29分にDFのバックパスをGK高丘陽平(21)が処理を誤り、オウンゴールで失点。J2通算351試合出場となったFW大久保哲哉(37)ら攻撃的な選手を投入したものの、無得点に終わった。

 50歳14日のJリーグ最年長得点記録を持つカズは、同日にJ3東京U-23のFW久保建英(たけふさ)が、C大阪U-23戦(ヤンマー)で得点し、15歳10カ月11日と最年少得点記録を更新したことに賛辞を送った。得点シーンを映像で確認し「久保くん、頑張っているよね。良いゴールじゃないですか。なかなか思い切りが良い。どんどんゴールして、活躍してほしい」。35歳差の若手ホープの、さらなる飛躍も楽しみにしている様子だった。【鎌田直秀】