アルビレックス新潟の新監督に内定している元日本代表FWの呂比須ワグナー氏(48)が浦和レッズ戦を視察した。試合開始約2時間前にデンカSに到着。会場入りの際は「よろしくお願いします」と日本語であいさつし、笑顔を見せた。試合後も観客の声に応えて手を振った。だが、目の前で起きた6失点のショックからか表情は硬かった。スタジアムを後にするときはスタッフにガードされ、無言のまま車に乗り込んだ。

 今日15日は監督就任会見を開く。チームがオフのため、本格的に呂比須体制がスタートするのは16日の練習からの予定。新潟はこれでリーグ戦4連敗で、ルヴァン杯を含めると公式戦6連敗。新監督には出口が見えない状態からの立て直しが待っている。