J3アスルクラロ沼津は明日21日、ホームにガンバ大阪23を迎える。SC相模原戦(7日)とFC琉球戦(13日)のアウェー2連戦では、ともに勝利目前の後半ロスタイムに失点してドロー。J3の厳しさを痛感し、DF尾崎瑛一郎主将(32)は「負けに等しいゲーム。最後の最後までどう守るかをチームとしてもう1度、確認しなければいけない」と語気を強めた。

 チームの守備戦術は、試合序盤からハイプレスをかけ、敵陣のボール奪取を目指している。積極的な守備が生命線だが、90分間継続するのは簡単ではない。琉球戦後のロッカールームでは話し合いの場を設け、今後の戦い方をチーム内で共有したという。尾崎は言った。「走り切るのは大前提。その中でマイボールにする時間を増やして体力の消耗を少なくする。時間をうまく使いたい」。

 悪い流れを断ち切るためにも、明日は重要な一戦になる。チームは現在3勝2分け2敗で7位。勝てば、上位進出も見えてくるだけに、吉田謙監督(47)も「最後までやり切って、必ず勝ちたい」と燃えている。【神谷亮磨】