京都サンガが、東京ヴェルディに後半の2発で逆転勝ちした。

 先制したのは東京V。前半40分、DF平智広の左クロスが、ペナルティーエリア内に入ると、京都DFが処理を誤ったボールを、FWドウグラス・ビエイラ(29)がキープし、落ち着いてゴールに蹴りこんだ。

 後半、京都が反撃した。同22分、DF石櫃洋祐の右FKをDF本多勇喜(26)が高い打点のヘッドでたたき込み同点。さらに同35分には、FWケビン・オリス(32)が右足で決めて逆転。京都がそのまま2-1で逃げ切った。

 京都は7日のカマタマーレ讃岐戦以来、3戦ぶりの勝利。元日本代表DF田中マルクス闘莉王(36)が右太もも肉離れから復帰し、ハットトリックを決めた4月15日の愛媛FC戦以来4勝4分けと、8戦無敗をキープしている。闘莉王は東京V戦でも、FWとしてオリスと2トップを組みフル出場。時に大きな声でチームメートを鼓舞し、闘魂を注入し続けた。【村上幸将】