東京Vは25日、FWレアンドロが甲府選手から受けたと訴えた人種差別問題についてクラブの見解を発表した。小湊義房社長の名前による文書で「そういった事実の確認に至らなかったことに関しては、非常に残念です。人種差別(的言動)は、サッカー界のみならず、国際世論に照らしても到底看過し得る問題ではなく、今後、当方を含む各クラブはもとより、Jリーグ全体の最重要案件の一つとして、その根絶に向けて徹底した施策の実践を望むものです」などという見解を出した。

 またレアンドロも広報を通じ「今はとても悲しい気持ちでいっぱいです。高いレベルのリーグ戦においてこういうことは起きてはいけない。今はとても辛いですが、これを乗り越えてJ1に復帰できるよう頑張っていきます」などとコメントした。レアンドロは22日の甲府戦終了後、相手選手から「チンパンジーなどと言われた」と訴えていた。前日24日にJリーグ規律委員会が「事実は認められなかった」という結論を出していた。