28日、エスパニョールから再びJリーグ横浜のユニホームに袖を通した中村俊輔(31)は、時折笑みを浮かべながら現在の心境を語った。
-横浜への思いは。
「無事戻ってこられてうれしい。経験を生かして良いプレーをして、マリノスが強く、大きくなるように貢献したい。1年半くらい前から日本に帰ることは考えていて、そのクラブはマリノスしかないと思っていた」
-移籍の理由は。
「いろいろあるが、1つはW杯が近づいていること。プレーできる環境でやりたかったし、前からマリノスでやりたかった」
-スペイン挑戦は失敗だったのか。
「W杯前の移籍は試合に出られない危険もあったが、それを知って行った。高い壁に当たらないと僕は伸びない。悔いはない。それも経験として生かして次のプレーにつなげられれば。失敗とは思っていない」
-Jリーグと日本代表での活躍に必要なのは。
「メンタル(精神面)。日本に帰ってくる方が欧州に行くより、ある意味で難しい。やって当たり前というプレッシャーにどう勝つかが大事」
-木村和司監督のイメージは。
「偉大な選手だった人は感覚で話すことが多い。それを自分の感覚で聞き漏らさず、成長したい。これからが楽しみ」
-今後の夢は。
「いまはマリノスで優勝して、チームを強くしたい」(共同)