神戸は22日、西野朗新監督の下、神戸市内で初練習した。昨季までG大阪を10年指揮した同監督は、指揮官として約半年ぶりのグラウンドに立ち「久しぶりで、やっぱりいいなと思った」と感慨深げに話した。

 西野監督は神戸のチームカラーのウエアに身を包み、練習前はグラウンドに集まってきた選手一人一人と笑顔で握手を交わした。練習中は指示を出さず、ランニングやパスの基礎的なメニューをこなす選手の動きを入念に確認した。

 26日の鹿島戦(ホームズスタジアム神戸)が初采配となる。「短い中でチームをどう構築するか。アントラーズのことより自分のチームのことを中心に考えてやっていきたい」と意気込んだ。

 神戸は成績不振を理由に、4月30日に和田昌裕監督を解任。現在、リーグ戦5勝7敗、勝ち点15で11位と苦戦している。