文部科学省などは12日、最高当せん金6億円のサッカーくじ「ビッグ」に、当たりやすい6等を新設する方針を発表した。一般からの意見募集を13日から来月12日まで行った上で判断し、年明けにもスポーツ振興投票法施行規則を改正。早ければ2013年春に始まる来シーズンから導入する。

 1等の当せん金が高額な一方、当たりにくいと言われるビッグに、当せん金は低いが当たりを増やして購買者の裾野を広げる狙いがある。

 ビッグは売上金の半分を当たった人に配分する仕組み。指定された14試合すべて的中の1等から、外れ試合数が増えるごとに等級が下がり、現在、4試合外れの5等が最低となっている。これに5試合外れの6等を加える。

 くじを運営する日本スポーツ振興センターの試算によると、現行では5等の当たる確率は299分の1(当せん金は約1800円)だが、6等は75分の1(約570円)に上がる。

 意見は電子メールか郵送、ファクスで受け付ける。詳細は「電子政府の総合窓口」(http://www.e-gov.go.jp/)の「パブリックコメント」に掲載する。