Jリーグは31日、JFAハウスで総会、臨時理事官を開き、5代目のチェアマンにリクルートで執行役員などを務めた村井満氏(54)が就任した。任期は16年3月まで。

 村井氏は、Jリーグの理事を08年7月から約5年半務めたが、クラブ経営の経験はない。また新理事に92年バルセロナ五輪の女子マラソン銀メダリストの有森裕子氏(47)や、プロ野球ロッテや米大リーグでプレーした小宮山悟氏(48)が就任した。有森氏は92年の銀メダルと96年アトランタ五輪の女子マラソン銅メダル獲得時の所属がリクルートという、新チェアマンとの縁もあり就任した。加えて、元日本代表主将の宮本恒靖氏(36)は特任理事に就任した。

 会見に臨んだ村井チェアマンは「ピッチ上のクオリティーをもっともっと高めていく。フェアで魅力的なサッカーを、もっともっと盛り上げていく。それからスタジアムなど、観戦環境の改善策も進めていきたい」と話した。