<J1:仙台2-2大宮>◇第20節◇7日◇NACK

 仙台が0-2から追いついた。東日本大震災後のJリーグ再開戦と同じスタメンで挑んだ試合。前半、ふがいない戦いをしたイレブンに手倉森誠監督(43)は「川崎Fに逆転勝ちしたメンバー。おまえらはこんなものかと言いました」と鼓舞した。

 それに選手たちが応えた。後半10分、FW赤嶺真吾(27)が反撃の右足シュート。実にチーム6戦ぶりのゴールだった。そして32分、鼻骨陥没骨折が完治していないDF菅井直樹(26)が、右CKからのこぼれ球を倒れ込みながら押し込んだ。鼻の痛みは常にあるが「戦う姿勢は見せられたと思う。この勝ち点1を無駄にせず、次につなげたい」と勇ましかった。