<J1昇格プレーオフ準決勝:京都0-4大分>◇18日◇西京極

 リーグ戦3位の京都は、同6位の大分に完敗した。ホームのアドバンテージを生かせないまま、大分FW森島に4得点されて完封負け。大木武監督(51)は「受け身にならないことだけを考えていた。試合の入り方は悪くなかったけど、セットプレーで簡単に先制されてしまった」と嘆いた。

 序盤は今季チーム最多14得点のMF中村充孝(22)を中心に攻め込んだ。だが、要所でボールが足もとに落ち着かず、前半だけで2失点。後半15分にDF染谷悠太(26)が一発退場になってからは10人で逆襲したが、3季ぶりのJ1復帰はならなかった。

 大分には今季リーグ戦も2戦2敗だった。中村は「3回負けるのは実力かと思う。しっかり受け止めて、できなかったことを見直したい。自分が引っ張っていかなければいけないのに、引っ張れなかった」と唇をかんだ。