27日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦で貴州人和(中国)を1-0で下した柏が28日、帰国した。主将のMF大谷秀和(28)によると「Jリーグではありえない」というぬかるんだグラウンドに加え、後半途中から電光掲示板の時計が消えるアクシデントにも見舞われたという。

 「後半開始から時計が普通に8時何分とか時間の表示になって。そのうち消えてしまいました」。しかしそこで慌てなかったのが2年連続ACL出場の余裕。大谷は「残り時間はレフェリーがロスタイムを表示するまで分かりませんでした。でも、いろんなことに過敏になってもアウェーでは戦えないから」。ベンチに残り時間を確認することもせず、全員で1点を守りきった。