名古屋は29日、7月22日に豊田スタジアム(愛知・豊田市)で英プレミアリーグの名門アーセナルとの親善試合開催が決まったと発表した。

 アーセナルはアジアツアーで来日する。名古屋ストイコビッチ監督と、アーセナルのベンゲル監督の師弟対決が実現する。ベンゲル監督は古巣に久々の凱旋(がいせん)となる。

 ストイコビッチ監督は「長年、名古屋を応援していただいていたサポーターの皆さんにとっては95、96年にチームを率いていたベンゲル監督の姿を久しぶりに見ることができるのは、大きな喜びだと思いますし、私も大変うれしく思います。そして、アーセナルという世界の中でもトップクラスの素晴らしいクラブチームを名古屋に迎えることができることは、非常に光栄なことです。ベンゲル監督にとっては17年ぶりに名古屋の“家”に帰ってくることになりますし、サポーターの方々もベンゲル監督に会える良い機会です。この素晴らしい機会を与えていただいた関係者の皆さんに感謝の気持ちをお伝えするとともに、皆さんと一緒に存分に試合を楽しみたいと思っています」。

 ベンゲル監督は「名古屋グランパスのファン、そして日本のアーセナルFCのファンのみなさん、こんにちは。みなさんと素晴らしい時間を過ごした名古屋にまた戻ってこられることは、私にとって何よりもうれしいことの1つです。名古屋は私にとって特別な場所で、日本での生活、またグランパスとともに成功を分かち合えたことなど数多くの良い思い出があります。そして私が2年率いた名古屋グランパスを相手にプレーできるということが本当に信じられず、非常にうれしく思っています。再びグランパスに会えること、その瞬間を待ち望んでいますし、多くの友人たちと再会できることを楽しみにしています」とそれぞれコメントを寄せた。