<天皇杯:鹿島2-1京都>◇14日◇3回戦◇カシマ

 鹿島が2得点を挙げ勝利したが、課題を残した。後半9分、MFジュニーニョ(36)の左クロスにMF遠藤康(25)が頭で合わせて先制。同22分にはFW大迫勇也(23)がペナルティーエリア内で粘り、最後はFWダビ(29)が頭で押し込んだ。

 だが、前半から京都に攻め込まれ、後半30分に失点。その後も決定機を作られた。大迫は「2-0であの失点はよくない。完全にDFが崩されて、ルーズボールに誰も(追いかけて)行かなかった」と反省した。トニーニョ・セレーゾ監督(58)は「(内容では)負けてもおかしくない試合だった。ゲームマネジメントをしっかりやらないと。現代サッカーにおいて慢心、ペースダウンはあってはいけない。これでは浦和に勝てない」と語気を強めた。