名古屋は17日、黄金森公園陸上競技場(沖縄県島尻郡南風原町)での練習が最終日を迎え、タイ・チェンマイから始まった約3週間のキャンプ日程を終えた。

 真っ黒に日焼けしたイレブンの顔からも充実したトレーニングが出来たことがうかがえる。

 この日は軽めのクールダウンかと思っていたが、西野朗監督(59)の指示を聞きながらセットプレーやミニゲームなどでみっちりと2時間体を動かした。最後までハードなキャンプ納めとなった。

 今キャンプの練習試合は、ほぼ、同一メンバーで臨んだ。西野監督は「もっと精度は上げていかないといけませんが、(メンバー)固定でスタート出来たことで連係が高まった」と話した。また「チーム全体を底上げ底上げしていく中で、固定した。サブの選手がそれをどう捉えるか。(少ないチャンスの中)意識、姿勢が変わってきた」と先発、サブと両方での効果を喜んだ。

 充実のキャンプを終えたがまだまだ満足はしない。西野監督はキャンプは準備期間と位置づけ「これから、みんなギアを上げていくと思います。勝負に対する意識も違ってくる」と気を引き締めてJリーグ開幕を見据えていた。