<J1:清水1-0東京>◇第8節◇26日◇日本平

 J1清水が1-0で東京を撃破。リーグ戦今季初白星をリーグ6戦ぶりの勝利で飾った。前半ロスタイムにU-23日本代表候補DF青山直晃(21)がリーグ戦では昨年3月3日の開幕戦(対神戸)以来約1年1カ月ぶりのゴール。守備陣も踏ん張り、リーグ5戦ぶりに完封した。

 なりふり構わず飛び込んだ。前半ロスタイムに迎えたCK。「あの時間帯はチャンス。狙っていた」という青山が、藤本のCKめがけてゴール前中央へ走り込んだ。「いいボールだったので触るだけだった」。頭で合わせたボールは、1バウンドでゴールネット上へ。「ネットが揺れてゴールと実感しました」。約1年1カ月ぶりの得点が、リーグ戦今季ホーム初勝利に導いた。

 努力の成果だった。Jではなかなか当たり負けしないが、同代表で海外の選手とプレーし筋力強化の必要性を感じた。3月、専門家の意見を仰ぎ「試してみたいな」と、4種類のプロテインを購入。「プロ意識になってきましたよ」。

 得点場面では東京DF徳永のマークをものともせず、ヘディングシュートに持ち込んだ。同代表候補合宿から中2日で「足が重かった」いう中での貴重な得点は成長の証し。試合終了間際に左太ももを打撲し交代したが「痛みは残るけど、すぐ試合があるので」と話す青山に、長谷川監督も「疲れている中、集中してやってくれた」と目を細めた。

 大勝したナビスコ杯東京V戦からこの試合まで、長谷川監督は試合前日にカツ丼を食べる験を担いでいた。それほどまで欲していたリーグ戦ホーム初勝利に「やっぱカツ丼だな」と笑った指揮官。「勝ったのは大きい。これで多少自信も芽生えてくると思う」。次節は中2日で柏戦。自信と明るさを取り戻した清水が、今季初の連勝で勢いを本物にする。【浜本卓也】