<J1:磐田2-0京都>◇第9節◇29日◇ヤマハ
静岡ダービー(5月3日、日本平)を目前に控えた磐田が、今季初の2連勝を飾った。ホームの磐田は前半3分に、FKからDF田中誠(32)が先制弾。同36分にもMF西紀寛(27)が加点し、2-0で完封勝ちした。上向きの状態で、ダービーを迎える。
勝ちたい気持ちが、体に乗り移った。前半3分。MF上田の左FKに、田中が飛び込んだ。相手DFに押されて体は反転していた。だが「体ごと突っ込もうと思った。決めたというより腰に当たった感じ」。昨年10月の鹿島戦以来のゴールで先制すると、同36分には再び上田のパスに西が反応した。今季初の連勝で、ヤマハスタジアム初勝利。「2年ぶり」というマンオブザマッチに選ばれた田中は「こんな試合を毎試合続けていきたい」と笑った。
静岡ダービーへ勢いを得るためにも、負けられない一戦だった。3トップ気味に攻勢を仕掛けた京都に、後半はシュート8本を打たれるなど劣勢に立った。だが、同8分に田中が決定的なクロスをスライディングで防ぐなど、守備陣が体を張ってしのいだ。GK川口は「後半は失速したけど(7試合ぶりに)失点ゼロで勝ったことを良しとしたい」と、星数を五分に戻して安堵(あんど)した。
次節は、37度目の対戦を迎える静岡ダービー。西が「今日勝つより、次の方が重要。エスパルスをたたいて(今季初の)貯金を積みたい」と言えば、今季リーグ戦初出場だったDF鈴木も「エスパに勝てば、さらに勢いがつく」と気を引き締めた。磐田が、上昇気流に乗って敵地に乗り込む。【今村健人】



