<J2:仙台1-0広島>◇第12節◇6日◇広島ビ
残り1分で崩れ落ちた。J2サンフレッチェ広島は6日、ホームでの仙台戦を0-1で落とし、今季2敗目。11日間で4戦目、疲労度が懸念されていた一戦は、終了間際のロスタイム弾で撃沈された。最後まで猛攻を仕掛けたがフィニッシュに泣き、今季初の完封負け。首位の座に変動はないが、まさかの敗戦でJ2は一気に混戦模様となった。
最後の最後に力尽きた。0-0で突入した終了間際。3分表示のロスタイムは既に2分を経過していた。終盤からカウンター重視の仙台は、右サイドからMF佐藤がGK木寺とDFラインの裏に空いたスペースにクロスを送る。DF森脇の前に一瞬速く抜け出たFW中原が頭でネットを揺らした。「最後の1プレーが悔しい。自分のミスです」と森脇。そのまま試合終了のホイッスルが広島ビッグアーチに響き渡ると、イレブンはボウ然と天を仰いだ。
サンフレは11日間で4戦目となるこの試合を中2日で迎えた。対する仙台は前節試合なしで中6日。疲労度が懸念された試合だったが、サンフレは前半から猛攻を仕掛けた。前半44分にはMF青山のFKから最後はMF服部が左足を豪快に振り抜くが左ポストに。前半のシュート数は仙台の3に対しサンフレは8と圧倒したが、フィニッシュが決まらない。
後半からMF森崎浩、MF柏木、FW平繁を投入し2トップに変更。フレッシュな戦力で相手ゴールを脅かし続けたが、同39分の平繁のシュートも右ポスト直撃…。25歳でリーグ初出場のGK萩原の守る仙台ゴールを、最後まで割ることは出来なかった。
「前半のうちに勝負を決めたかった」とペトロビッチ監督。ここまで10試合22得点とJ2最強の爆発力を誇ったサンフレが、今季初の完封負けで連勝は3でストップ。首位の座に変動はないが、J2は一気に混沌(こんとん)として予断を許さない状況に突入した。【佐藤貴洋】




