札幌に「恐竜」がよみがえる。コンサドーレ札幌のDF柴田慎吾(23)が2日の天皇杯4回戦横浜戦(ニッパツ三ツ沢球技場)で7月5日の清水戦以来、約4カ月ぶりに公式戦復帰する。8月に左足つけ根を痛め、完治まで約1カ月の予定が長引き、10月13日のサテライトリーグ千葉戦で実戦復帰。シーズン間際になって公式戦先発のチャンスが巡ってきた。

 チームメートから「恐竜」と呼ばれる男が、自身のケガ、チームのJ2降格の悔しさをぶつける。31日、DF西沢が右足首を痛めているため、代わりに紅白戦で主力組のセンターバックに入った。「(リハビリ中は)悔しくて、いらいらがたまっていた。どんな形であれ、出たらアピールしたい。自分の力を最大限に出して、チームの勝利に貢献したい」と闘争心を燃やした。三浦監督は「経験を積んで、駆け引きをゲームで生かしてくれれば」と期待を寄せた。