アジア王者G大阪が「機内Vパーティー」で喜びを爆発させた。初優勝を飾ったACL決勝第2戦アドレード戦から一夜明けた13日、関空着のチャーター機で約230人のサポーターとともに凱旋帰国した。機内では祝福ムードでいっぱい。客室乗務員が青と黒のレプリカユニホームを着るなどG大阪一色だった。

 チーム主将のGK松代の乾杯の音頭を合図に、前方のビジネスクラス席から遠征に帯同した18選手が次々と登場。大会MVPのMF遠藤は「やりましたー!」と叫んだ。全員がハイタッチしながら通路を歩いた。西野監督はサポーターから青いダルマを手渡され、マジックで目を黒く塗りつぶした。各選手のユニホームが当たる抽選会も催された。

 遠藤、橋本、安田の代表勢は14日から日本代表に合流する。チームも16日に天皇杯4回戦甲府戦がある。西野監督は「また厳しいチャレンジをしないといけない」。出場権を獲得した12月のクラブW杯も見据えながら、チーム力を高めていく。【北村泰彦】