マンチェスターUのMF朴智星(27)が、G大阪MF遠藤保仁(28)に挑戦状をたたきつけた。日本開催のクラブW杯(12月11日開幕)で、G大阪が初戦を突破すれば、18日準決勝でマンU-G大阪の夢対決が実現する。2人は、京都時代の00年に一緒にプレーした盟友だ。

 19日のW杯アジア最終予選B組サウジアラビア戦の直前合宿で、同A組で戦う日本と同じドーハに滞在していた朴は、日本語で遠藤に挑戦状を出した。

 朴

 ヤット君に会うのは6~7年ぶり。ボクが育った日本に行って、昔の仲間と試合ができるのはとてもうれしい。真剣勝負がしたい。楽しみですね。

 2人が京都で一緒に過ごした00年は、朴にとっての原点だ。まだ無名の19歳だったが、韓国・明知大から初めてプロ契約を結んで途中入団した。1つ年上の遠藤は既に主力として活躍していた。あれから8年。欧州王者の朴と、今季のアジアMVP候補の遠藤が世界一を懸け、本気の勝負を繰り広げる。【益子浩一】