J2鳥栖が、大分FW市原大嗣(21)の獲得に乗り出していることが23日、分かった。すでに期限付き移籍での獲得を目指し大分と交渉を進めており、年内に契約に達する見込みだ。

 市原は今季リーグ戦6試合出場で無得点。プロ通算3年で8試合無得点と伸び悩んでいるが、九州王者についた熊本・大津高時代から180センチの体を生かしたポストプレーとパワフルなシュートに定評がある。サテライトリーグでのプレーを見た鳥栖の松本GMが、身体能力の高さを評価しているという。

 鳥栖はJ2通算46得点のエースFW藤田祥史(25)にG大阪、大宮から獲得オファーが届き、流出危機にある。J1への移籍は容認するクラブ方針のため、藤田退団なら市原に「ポスト藤田」の期待もかかる。またこの日、C大阪DF柳沢将之(29)の完全移籍での獲得を発表した。