<練習試合:磐田4-1静岡産大>◇7日◇大久保グラウンド
磐田は静岡産大と今季初の対外試合を行い、4-1で勝利した。始動後のテーマとするロングボールを使った「ワイドサッカー」を展開、幸先よいスタートを切った。
ピッチを大きく使ったワイドサッカーから、磐田の09年初ゴールが生まれた。前半9分、左サイドバックのDF岡田から逆サイドのMF西へ大きく展開。慌ててマークについた相手DFに対し、西からのバックパスをDF加賀が右クロスで再び展開し、FW前田が逆サイドから頭でゴールを決めた。前田は「点はよかったけど、課題が多い」と、謙虚に振り返った。
狙い通りの攻撃の形だった。今季始動後、柳下監督は細かいパスを多用した伝統のスタイルから脱却し、ロングボールを使いながら素早いサイド攻撃を強調してきた。練習通りの形に指揮官は「やってもらいたいことは表現できた」と喜んだ。後半34分には、今年で42歳を迎えるFW中山がMF太田の右クロスを左足で合わせてゴールし「常々、監督の言っていることは実戦するようにしている」と期待に応えた。
この日、練習場に508人の観衆がつめかけ、立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。クラブ関係者も「年に1度あるかないか。昨年の残留争いの勢いが続いている」と驚いた。昨季残留を後押ししたファンへ恩返しするために、磐田が生まれ変わろうとしている。【栗田成芳】



