<J2:C大阪1-0栃木>◇第3節◇22日◇長居

 日本代表のC大阪MF香川真司(20)が、レビークルピ監督(56)から「愛のムチ」を受けた。ホーム栃木戦で精彩を欠き、後半30分に交代を命じられた。指揮官は「代表のことを考え、浮ついていた」と厳しく指摘。1-0で勝って開幕3連勝を飾ったが、24日から始まる日本代表合宿を目の前に香川が悩んでいる。チームは同じ勝ち点9で並ぶ愛媛を得失点差で下回り、前節首位から2位に下がった。

 まるで負けたように、香川はうつむいてピッチを去った。02年以来の開幕3連勝で歓喜にわくホーム長居。だが、心は晴れない。相手の徹底マークに苦しみ精彩を欠く姿を見かね、レビークルピ監督は後半30分にFW苔口と交代させた。そして、信頼する秘蔵っ子に厳しい言葉を放った。「本来のプレーにはほど遠かった。代表のことを考え、浮ついていた。若い選手が陥りやすいワナだ」。

 17日に20歳になり、最初の公式戦に燃えていた。だが、本来の力を全く出せず「見ての通り。交代させられたのは当たり前のこと。(不調の)原因はたくさんある」。28日のW杯最終予選バーレーン戦(埼玉)に向け、24日から日本代表合宿に参加する。「気持ちを切り替えるしかない。代表でいい刺激を受け勉強したい」。浮上のきっかけをつかもうと必死だった。【奈島宏樹】