<J1:京都1-0新潟>◇第5節◇11日◇西京極
京都が、前節首位の新潟を1-0で破って、暫定4位に浮上した。前半3分、FWパウリーニョ(26)の今季初ゴールで先制すると、日本代表復帰を狙うDF水本裕貴(23)を中心に守りきった。ホームで新潟は公式戦(J2、ナビスコ杯含む)通算5勝1分けとお得意さま。京都府内で「春の交通安全運動」のポスターに起用されている水本の守備力で今季2度目の完封勝ちだ。
水本は車の運転同様に冷静だった。後半ロスタイム、4トップで猛攻を仕掛けてきた新潟に対し、DFラインを統率。チーム全体に大声をかけ続けながら、はじき返し続けた。虎の子の1点を守りきり、3月8日開幕神戸戦(西京極)以来、今季2度目の完封勝利に「こういう試合はしんどい。でも、それを乗り切って勝てたことは自信になる」と胸を張った。
チームはナビスコ杯を含め公式戦3連敗中だった。「悪い流れを変えたい」と首位新潟に相手に集中力が一層、強まった。日本代表の新潟FW矢野に対し、真っ向から1対1の勝負を挑み、決定的な仕事をさせなかった。「チーム全体でうまく守れたと思う。サイドバックもしっかりカバーしてくれた」と感謝も忘れなかった。
6日にJR京都駅で「春の交通安全運動」のイベントに参加。京都府内では同運動のポスターのモデルに起用されている。愛車ベンツを運転するが「けがをすれば、チームに迷惑をかけるので、スピードは絶対に出さない」という。車同様に安全運転を心掛け、首位たたきに成功した。
左ひざ半月板損傷のFW柳沢と出場停止のMF佐藤を欠く苦しい布陣だったが、水本が精神的支柱としてけん引し、チームを暫定4位に導いた。目標は京都の上位進出と日本代表復帰だ。「京都で結果を出すことに集中したい。それが代表につながる」。水本が京都の顔になろうとしている。【奈島宏樹】



