<J1:山形3-0大宮>◇第8節◇29日◇NACK

 圧勝劇でメモリアル勝利をプレゼントされた小林監督は試合後、笑顔を絶やさなかった。節目の通算100勝を事前には知らず「えっホント?

 9人目?

 いい試合で決まってうれしいねぇ」とご機嫌。「ぼくらは(昨季までの)J2で連戦に慣れていて、J1は慣れていないかも。両チームとも体が重かったけど、うちが頑張れた」と、中3日のゲームで走り負けなかったイレブンをたたえた。

 長谷川を筆頭に、若手を居残り練習で鍛えてきた。この日は後半37分に、MF北村に代え19歳FW広瀬をJ1リーグ戦デビューさせた。「左サイドでは(守備に)不安だったので、古橋を(2列目に)下げて『前で思い切って行け』と送り出した」と貴重な経験を積ませた。経験や年齢に関係なく「好調なら使う」という全選手に向けたメッセージ-。競争を激化させて成長が促進されれば、白星の数はさらに上積みされる。