負傷離脱していたJ2仙台FW平瀬智行が、32歳の誕生日を迎える23日、ホーム横浜FC戦(福島)で先発復帰する。16日の徳島戦で痛めた左太もも裏が回復。前線で攻撃の起点になる動きを、手倉森監督から期待されてピッチに立つ。横浜FC戦は2試合連続ゴール中。相性もいい一戦で初のバースデー弾も奪い、連敗を回避する。

 復帰戦で自ら祝砲を打ち上げる。誕生日に試合するのはサッカー人生で初めてという平瀬は「実は僕、節目の試合に、めっぽう弱くて。1度も輝いたことがないんです」とおどけたが、1日早い誕生日ケーキを贈られると「これはバースデー弾を決めるしかないよね」とVサインで約束した。

 7連勝後に陥ったチームの危機に立ち上がる。平瀬が途中交代した徳島戦はドロー、欠場した愛媛戦は逆転負けした。同戦をテレビ観戦し「(自身の離脱で)ロングボール主体になってしまうと厳しい。僕が前線で起点になって2、3列目の選手を引き出したい」と分析。手倉森監督も「ゴール前に張り付かず、引いた相手を崩せる平瀬の存在は大きい。行けるところまで行かせる」と先発起用を明言した。

 得点の予感もある。横浜FC戦は2戦連続ゴール中と相性が良く、会場の福島県はマミ夫人の出身地。地元九州であった昨年9月の熊本戦でも、還暦を迎えたばかりの父範一さんの前で2発。家族が喜ぶ試合には、めっぽう強い。前線でボールを引き出す持ち味も求められる一戦。7連勝中に機能した動きをチームに再注入し、イレブンに自信を回復させる。【木下淳】