J1磐田のMF松浦拓弥(20)が再び、救世主になる。松浦は11日、浜松市内で最終検査を受け、13日のナビスコ杯最終節広島戦(鴨池)出場のゴーサインが出た。左足首内果骨折から前日10日、全体練習に合流したばかりだが、この日は紅白戦に出場。攻撃的な6つの位置でのプレーが可能で「どこの位置でも出場を狙っていきますよ」と途中出場に意欲を見せた。

 ここまでチームは、同杯で3分け2敗。過去予選リーグを免除された05年を除き、未勝利の年は1度もない。予選敗退が決まった消化試合とはいえ、初勝利を挙げるラストチャンスになる。「このまま終われば恥ずかしい。出れば得点に絡みたい」と、J2降格の危機を救った昨季同様、チームのピンチを救う。