好調の“変則3トップ”で東京を撃破する!

 J1清水は24日、11対11の紅白戦(ハーフコート)などで27日の東京戦(国立)に向けて調整。10分ハーフの短い時間にもかかわらず、ヨンセン、原の2トップに加え、左サイドMFに入った岡崎の3人が全3得点に絡み3-0で快勝した。

 前節の山形戦で3人は、それぞれ1ゴールずつ決め、今季最多の4得点での大勝に貢献。ナビスコ杯で調子を上げたヨンセン、原を軸に、長谷川監督が「変則の3トップのようなもの」と話す、左サイドMFの岡崎も日本代表での好調を維持したままチームに合流。盤石の攻撃陣が完成した。岡崎は「守備はしっかりやって、あとは3人が流動的にやればいい。以前よりは、迷いもなくなってきている。3人の特徴が出せれば」と手応えを口にした。

 最近の公式戦で3戦連続3得点を挙げている東京との一戦は、打ち合いになることも予想される。前回の対戦は、1-3(6月13日、ナビスコ杯予選)で完敗を喫しているが、ヨンセンは「今までとは全然違う。3人の関係が、すごくよくなっている」と、自信をみなぎらせる。今季初の4連勝を目指し、清水の「三銃士」が立ち上がる。【為田聡史】