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磐田3戦ぶり白星、前田弾が救った/J1

前半16分、先制ゴールを決めガッツポーズする磐田前田
前半16分、先制ゴールを決めガッツポーズする磐田前田

<J1:磐田1-0広島>◇第16節◇5日◇広島ビ

 磐田FW前田遼一(27)のゴールが、3試合ぶりの勝利を呼び込んだ。前半16分、DF加賀の右クロスを、頭で合わせて先制。相手DFにマークされながら、しっかりと押さえ込みゴールにねじ込んだ。今季5得点目となる7試合ぶりのゴールに「加賀のおかげ」と、演出してくれた仲間をたたえた。

 エースとしての自覚と責任感が、前田を突き動かした。4月、韓国代表FWイ・グノ(24)の加入と同時に、チームは上昇気流に乗った。2人で得点機を演出し、5勝1分け2敗。しかし「あの得点力はすごい」と認めていた相方イは先月下旬、フランスリーグ1部のパリSGへ移籍し退団。イが不在時の磐田の戦績は戦前で5分け2敗と白星なし。前田は「グノが入って、(未勝利の)チームを救ってくれた。でも、もういない。自分たちでやらないといけない」と、意を決して臨んでいた。

 それだけに、前田も熱くなった。審判のきわどい判定には猛抗議し、後半37分には、勢いあまって警告を受けた。熱くなりすぎたエースに伝染し? 柳下監督も同42分にタッチライン際で、広島DFストヤノフと小競り合いを起こした。試合後、「遼一(前田)が熱くなっていたからね。監督のこういう姿を見れば、選手も冷静さを取り戻す」と狙いを明かした。

 約1年後にはW杯南アフリカ大会があるが、日本代表からは1年以上遠ざかっている。「W杯は夢ではある。でもチームで結果を残さないと絶対に呼ばれない」。チーム内で唯一開幕から公式戦22戦連続フル出場。代表復帰の思いを胸に秘めて献身的にプレーするエースが、日増しに存在感を増している。【栗田成芳】

 [2009年7月6日8時25分 紙面から]


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