G大阪の金森喜久男社長(60)が8日、2011年の完成を目指している本拠地の新スタジアムの建設費用について、全額をスポンサー企業やサポーターなど民間の寄付で賄う方針を明らかにした。クラブ関係者によると、清水戦が行われる11日の万博競技場で建設費用についての説明会を開く予定という。

 競技場の建設は通常、自治体などの行政が主導する形で進む場合が多く、寄付のみで建設するのは画期的な試みとなる。同社長によると、新競技場の候補地は大阪府吹田市の万博記念公園など複数あり、サッカー専用で、収容人員は3万2000人から4万人程度を予定。公共施設として、大阪府から借りる形を検討中という。