東京Vの経営問題が、15日のJリーグ理事会で議題とされ、決着へ向かう。13日の草津戦(味スタ)後、大山昌作取締役が「我々としては、15日の理事会で議題にしていただけるよう準備を進めてきました」と語った。約99%のクラブ株式を保有する日本テレビが、ユース出身者らが中心となって7月に設立された新会社「東京ヴェルディホールディングス株式会社」(東京・渋谷区)へすべての株式を譲渡すべく、Jリーグに承認を求めた。理事会で承認されれば、翌16日に株主総会が開かれる。

 Jリーグ側は、クラブから提出された新会社の経営方針などを経営諮問委員が精査している段階だが、理事会では承認される見通し。来季からはホールディング会社がスポンサーを募るなどして集めた資金で、クラブを経営することになる。69年以来、読売グループで運営されてきた名門クラブが、新たな局面を迎える。