左手甲を骨折していた名古屋GK楢崎正剛(33)が、21日のリーグ広島戦(広島ビ)で復帰する見通しとなった。9日に執刀医の検査を受けGOサインが出た。練習メニューの制限もなくなり、愛知・豊田市内の練習では、故障後初めて至近距離からのシュートをセービング。楢崎は明るい表情で「広島戦くらいに行けたらいい」と、初めて自らの口でメドを語った。

 8月23日G大阪戦(金沢)で相手と交錯して負傷し、手術を受けてから約2カ月半。長い道のりを「人間の体ってすごいね。骨もくっつくし、早く治せる(医師の)技術もある」と振り返って笑わせ、完全復帰間近を印象付けた。