◆札幌移籍が決定したFW中山雅史(42)に聞く

 -札幌移籍の決め手は

 中山

 プレーする上でグラウンドに立てる体にすることが一番のポイントだった。その前のケアも重要視していて、それが札幌にはあった。

 -現役続行を決意した理由は

 中山

 やめるのはいつでもできる。ぶざまな姿を見せるかもしれないが、現役でやれることが幸せ。チャンスを与えてくれることに感謝したい。

 -北海道の感想は

 中山

 冬の北海道は初めて。空港を降りれば氷点下。思えば遠くにきたもんだと思った。寒いけど内に秘めた熱いものはある。それを表現できれば。北から南へ熱いサッカーに対する気持ちを発信していければ。

 -家族は札幌に呼ぶのか

 中山

 家族といるのが心強いけど、状況が状況。1人で来るのがベストかと思う。そう考えると寮に住むのがベスト。寮に住んで若手と寝食をともにしながら指導したいという案を社長に話したが、“冗談じゃない”と却下されました。

 -札幌が集大成に

 中山

 そこまで雇ってくれればいいですが、そうなれるように頑張りたい。僕の中では1年1カ月1日が勝負。

 -横浜FC三浦知との対戦もあるが

 中山

 敵同士で盛り上げられれば。一緒にピッチに立つことがあれば後ろから削りたいと思います。負けたくないし、なぎたおしていきたい。

 -10年の目標は

 中山

 ケガなくフルパワーで戦いたい。W杯は理想は南アフリカで迎えられれば。可能性は少ないが選手である以上は目指したい。4年後も、まだプレーヤーとしてやっていたら幸せ。