横浜の日本代表MF中村俊輔(31)が7日、横浜市内でJ2栃木との練習試合に出場し、木村和司監督(51)をうならせた。6日の開幕戦は観客席から観戦。チームの課題と感じた点の克服法の一端を、合流後初の実戦で、さっそくプレーで示した。

 4-3-3のシステムの中盤右サイドに入った。ポジションに縛られることなく、中央や左サイドにも顔を出した。前線と連動し、サイドに大きく開いて相手の守備ラインを揺さぶった。敵陣深く入ってから崩しきれなかった開幕戦の反省から「サイドとトップが同時に動けばボールも来やすいし(守備の)マークもずれる」と、課題克服の一例をプレーで実践。木村監督に「若い選手には見習ってほしいね」と言わしめた。

 さらにFW坂田らにも「上から目線ではなく『こうしてみたら』と気づいたことを話しました」という。その坂田も「どこからでもいいタイミングで来る。前を向くことや(守備ラインの)裏を取ることを常に意識できた」と“俊輔効果”を実感していた。

 中村は前半のみの出場だったが、起点になりゴールにも絡んだ。木村監督は「(見ていて)面白いのは俊輔だけや」と苦笑い。13日の湘南戦がJリーグ復帰戦として濃厚だが、リーグ戦を黒星スタートの同監督は「使わにゃならんね」と起用を明言。中村は「急がず焦らずやっていきたい。楽しく見せるサッカーをしたい」と話した。【松田秀彦】