<J1:湘南1-0仙台>◇第8節◇25日◇平塚
7位仙台が同じJ1復帰組の17位湘南に0-1で完封負けし、今季初の2ケタ順位となる10位に転落した。手倉森誠監督(42)の就任3年目で初の3連敗。連敗ストップをかけて不動のMF関口やDF渡辺を入れ替えるなどテコ入れした一戦は、良化の気配も見えたが、3試合連続で先制点を献上して苦しんだ。
後半ロスタイム4分、約2年ぶりに途中出場したMF関口がドリブルからシュートを放つ。だが、最後の望みを託したボールは湘南GK野沢の胸に収まった。直後に敗戦の笛。約2000人のサポーターは潮を引いたように静まり返った。就任初、クラブとしては05年4月以来5年ぶりの3連敗。手倉森監督は会見で「3年目に3連敗。良いことじゃないですか」。感情を素直に表現しないところに、逆に悔しさが際(きわ)だった。
前節神戸戦は見せ場なく0-1で敗れた。修正すべく、手は打った。不動のMF関口とDF渡辺を、今季加入の太田と鎌田にチェンジ。沈んだ精神面を改善しようと、今季3勝=磐田、大宮、鹿島戦の映像を見返しモチベーションも高めさせた。だが、状態は良化はしても完治はしなかった。
手倉森監督は「守備の対応、攻撃の形など(神戸戦の)ひどい内容から修正できた」と手応えを強調したが、MF太田は「期待されながら、自分の動きは良くなかった」と満足するには程遠かった。好機は作っても生かせずにいると、後半21分にCKでFW阿部のマークを外して失点。3戦連続で先制点を許し、MF梁は「うちは先に点を与えると焦ってミスしたり、チグハグな攻撃になる」と唇をかんだ。
次節5月1日も同じ昇格組のC大阪戦。手倉森監督は「我々は発展途上。めったにない3連敗を糧にするしかない」と言った上で「C大阪は前節、湘南に勝った。湘南は今節、ウチに勝った。次は仙台がC大阪に勝つ番」と続けた。サポーターはその言葉を信じて待つしかない。【木下淳】



