清水MF本田拓也(25)が、6日のナビスコ杯磐田戦(アウスタ)で強行出場する。5月30日のナビスコ杯浦和戦で左ふくらはぎを負傷し、別メニュー調整だったが、3日の全体練習に合流して軽快な動きを見せた。長谷川健太監督(44)は「悪くはないし、大丈夫だと思う」と起用を示唆した。

 この日は、11対11の紅白戦を行い、主力組のボランチで出場。今季リーグ戦全12試合を唯一フル出場している本田は、安定したボールさばきで試合をコントロール。積極的に声を出すなど、今季の中心選手としてチームを鼓舞した。08年の入団以来、公式戦では3度の「静岡ダービー」を経験。「ここ数試合はボールの取られ方が悪いので注意したい。何としてでも勝たないといけない試合だし、勝ちにこだわってやりたい。最高の結果でオフを迎えたい」とW杯による中断期間前最後の一戦に、闘志をむき出しにした。