仙台の闘魂DFが、28日のホーム湘南戦で今季リーグ戦初の2試合連続完封を狙う。26日の紅白戦で、リーグ10戦ぶりの無失点と奮闘した前節22日の大宮戦と同じGK林卓人(28)、田村直也(25)、DF渡辺広大(23)、鎌田次郎(25)、朴柱成(26)が主力組で連係を確認。好調維持にとどまらず、手倉森誠監督(42)は「完封できた中でも、湘南が突いてきそうな部分を映像で確認した」。大宮戦を敵将の反町監督が視察していたため、さらに強固にすべく策を施した。

 負傷中の菅井に代わる右サイドバックの田村が守備を安定させている。監督は「リスクを冒して攻められる菅井に対し、田村は今のチームの課題であるリスクマネジメントに徹してくれている」と評価。特徴的なアゴを持つ守備陣として話題が先行してきたが、結成した今季3戦で1度も失点していない。田村は「地味な最終ラインだけど、その分、J1の有名なFWに対して対抗心を燃やせる。雑草っすよ」と泥くさくゴールを守り抜く構えだ。【木下淳】